ここ最近ちょいちょい進めているキャンプ用のテーブル・棚があります。
木材を中心に鉄も取り入れた
『アイアンウッドテーブル・ラック』
まだまだ完成ではありませんが現在の進捗状況の記録の意味もありちょっと記事としてアップしてみます。
では早速っ♬
目次
木材のみで作り続けた今までのテーブル。
今までは木材のみでテーブルを作ってきました。
一番初めはこちら。
木の板に足を付ける至ってシンプルなテーブルです。
2作目として、ちょっと凝ってみた、囲炉裏テーブル。
囲炉裏テーブルだけでは勿体ないのと、足部分が積載に優しくないので組み立て式としてローテーブルとしても使えるように。
そして今回。
木材のみでは無く金属にも手を出し、木材と金属のミックスで作成してみます。
金属に手を出した理由としては
木材より積載に優しい、体積が小さいって事と、テーブル面に出る足部分が木材だと厚みがあり過ぎて若干使い勝手が悪いって事の改善の為。
※赤丸の部分です。
使用する金属は異形鉄骨
異形鉄骨とはコンクリートなどに入れる補強材です。
鉄筋ですね。
異形鉄筋(いけいてっきん、reinforcing steel)は、建物の構造用材料のひとつで、鋼を圧延して表面に「リブ」や「節」と呼ばれる凹凸の突起を設けた棒状の鋼材である。
丸鋼に対して異形のため丸鋼と区別して呼ばれる。棒鋼のものは異形棒鋼(いけいぼうこう)、コイル状に巻いた線材のものは異形コイル鉄筋(いけいコイルてっきん)ともいう。
日本工業規格 (JIS) では、「鉄筋コンクリート用棒鋼」としてG 3112、「鉄筋コンクリート用再生棒鋼」としてG 3117で規定されている。
こちらをホームセンターで買ってその場でカットしてきました。
『D10』というサイズの物を使用しています。
※直径10mm
呼び名 : D4, D5, D6, D10, D13, D16, D19, D22, D25, D29, D32, D35, D38, D41, D51 - 数字は鉄筋の直径を示す。
引用:異形鉄筋 種類と呼び名
そしてネジを切ります。
足部分はウッドとアイアン(鉄)のMIXで、組み立て式として考えています。
そして組み立てが出来るようにアイアンのシャフトにネジを切ってボルトで固定出来るようにと考えました。
シャフトにネジを作るための道具がこちら『タップ ダイス セット』です。
セットの中には『タップ』と『ダイス』の2種類あるのですが、
ネジ部分を作るには『ダイス』が必要なのでこちらを使います。
もう一つの『タップ』はボルト側を作るのに使います。
※今回はこの用途はありません。
使用するサイズは異形鉄骨が直径10mmなのでM10のダイスを使います。
※直径10mm用
ピッチは並目(なみめ)の1.5
※ホームセンターで良く売られているM10のピッチが1.5の並目なので。
※キャンプブログで『ダイス』が出てくるのなんてこのブログぐらいだろうなぁ~(笑)
アイアンのシャフトである異形鉄骨の固定はこんな感じ。
作業台にクランプで固定しています。
だったんですがこんなクランプでの固定でネジを切る時の力を受け止める事が出来るわけもなく(汗)
最終的には万力の投入です!。
ダイスをシャフトに噛ませてグルグルと回すとあら不思議?!
ネジ山が出来上がります♬
筆者は過去20年ぐらい前にやった事があるんですがネジが作れるってやっぱ感動ですね(笑)
ちなみにこの万力の前にホームユース用の万力を投入してみましたが、瞬殺で歪んで壊れました。。。
工具にホームユースはないなぁ~と反省。。。
※万力って壊れるんだね(汗)
ダイスでネジを切りますが結構力が必要なんですよ。
そりゃ、そうですよね、万力が壊れるぐらいシャフトを固定しとかないとシャフトがダイスと一緒にグルグル回ってネジ切れないんだから。
そんだけ固定された物が、回ってしまうぐらい力をかけてダイスを回さないとネジが切れません。
手のひらのに豆が出来ますよ(汗)
そこでダイスの棒を延長して、てこの原理で楽をします~w。
そんな感じでネジを切った後は天板と足部分を切り出しちゃいます。
取り敢えず、試作レベルですけど。
仮り組してみました!
足は囲炉裏テーブルの時の足と同じでコの字型。
天板を通して、こんな感じです。
天板は 1 × 4 のSPF材
なぜならどこにでも売っていて安いから。
補修が必要となった場合にレア材は後々めんどいので。
そんな事書いといて、足部分はちょっと変わった材料を。(汗)
『加熱処理木材』ってのを使ってみました。
加熱させて普通の木材より乾燥した木材のようで、固めで軽かったです。
色もこげ茶でシックな感じになるかなぁとこれにしてみましたw。
この時のネジはワッシャー等は使わずに「フランジナット」でした。
この段階で本番で試験運用もしてみました。
以上、第一弾試作機を運用した結果。
実は本番での運用前に自宅で組み立ている最中に足部分にひびが。。。
ナットで足部分を締めてシャフトに固定しているんですが締め過ぎたんですね。。。
っていうかしっかり固定しないとコの字型の足が歪んでテーブルがぐらつくんです。
でもそんな簡単に割れちゃう?!
ちょっと調べたら『加熱処理木材』は固い反面、粘りが無いそうです。
なので割れやすのだとか。。。
材料選定でのミスかぁ~
設計ミスもあるし、足の構造から再検討かなぁ~。。。
と、そんな状態で本番で試験運用してたんです(汗)
だって、これ持ってかないとテーブルが無いし。。。
再検討開始!
本番で試験運用のキャンプ帰宅後、再検討を開始!。
あ、もちろんキャンプ帰宅後その日にって訳ではないですよ(笑)
後日です、後日w。
シャフトを丸鋼に変更。
異形鉄骨だと波々な形なので天板との接点が点になりやすく天板が凹む。
丸鋼だと線になる想定なので天板が凹みずらいと思うので丸鋼に変更しました。
ちょうど、近所のホームセンターで売っている所を見つけたのも変更の要因です。
使用サイズは直径9mm、ホームセンターでカットしてきました。
丸鋼には直径10mmの規格の物は無いみたいですね。
前回同様にダイスでネジ切りを。
ダイスのサイズは異形鉄骨の時と同様に「M10×1.5」です。
ダイスの棒も延長してグルグルと。
丸鋼なのでネジ山も綺麗ですねw。
異形鉄骨では出来なかったですが丸鋼の場合はネジ山が綺麗なのでグルグルーっとダイスを戻す事が出来ます。
スムーズ♬
と、順調そうなのですがここでまた万力に問題。。。
万力の締め上げ部分を固定するネジが。。。
ネジ曲がっちゃったよ。。。
左がダメになったネジで、右が修理用に自宅から探し出してきた新しいネジ。
新しいネジで再度固定してなんとか作業再開出来ました。
よかったぁ(汗)
※ダメだったら新しいネジ穴もんで太いネジにして等々。。。めんどい。
アイアンのシャフトが出来上がり♬
合計6本、12カ所をネジ切りしました。
意外と綺麗に出来た?!(笑)
そして足の構造を
コの字型からロの字型へ変更
みなさんキャンプで使われているアイアンラックの場合、コの字型の足では無く、ロの字型の足みたいですね。
なのでみなさんに習ってロの字型で作ってみます。
そして足の材質についてはSPF材の 2 × 2 に変更。
『加熱処理木材』は粘りが無く割れちゃうので柔らか目のSPF材にしてみました。
お安いですしね(笑)
事前に作っておいた穴部分のガイドを使いながら穴あけしていきます。
ガイドを対象の木に固定して、
ガイドの穴を使ってドリルで穴開け。
ガイドを外すとほら穴が。
ガイドを作っとくと1つ、1つに穴開ける度に位置を罫書かなくて済むので楽だし、穴位置のズレが少なくて済みますね。
加工の工程が終わりました~w。
組み立てみましょう♬
ロの字型に組み立ていきます。
こんな感じですね。
天板を入れてみると。。。
おー!、出来ました。
今回は2段になるから『アイアンウッドラック』ですねw。
試作段階ですが悪く無さそうです。
上の天板が短いのも試作段階だからです。
新たに追加した下側のシャフトはこんな感じ。
ワッシャーとかスプリングワッシャーとか、どういう順番で組付けていくかは追々やってみるとして取り敢えずは形になったかな。
木材が柔らか目のSPF材なので座金は普通のワッシャーでは無く、大き目の物を使う予定です。
最後に丸鋼のネジを切った部分は錆が出やすいのでクリアを吹いて防錆処理しておきます。
※異形鉄骨のネジ切った部分は錆が出ちゃったので。
ネジ山も綺麗だねw。
また本番で試験運用したいな~(笑)
以上、『アイアンウッドテーブル・ラック』の進捗状況でした。
※その後、完成まで行かずにボツになってたりして(笑)
買うのが一番楽なんだけどねぇ。。。
※欲しいなぁ