サンエムのレストアが終わって自宅で使用し始めたのですが
安全面をちゃんと考えて使わないとって事でまず初めに思い浮かぶのが
一酸化炭素中毒!
そこで今回は一酸化炭素警報機の購入レポとなります。
では早速 ♫
※ナチュログ版のんびりアウトドア「一酸化炭素警報機の性能に迫る?!」のリライト記事になります。
目次
今回買ったのはこちら
Carbon Monoxide Alarm
Googleさんの翻訳機に通すと「一酸化炭素アラーム」と訳されます。
さっそく開けてみます ♪
表にボタンが1つ
裏は何もありません。
裏の蓋を回して開けるとこんな感じ。
そもそも家庭とか建物で使用する為の物のようでネジ止め出来る穴が空いています。
電池は単三が3本必要です。
【3コセット】一酸化炭素警報器 石油ストーブをお使いの方に 石油ストーブのガードマン! 警報アラーム【大音量】 防災アラーム ◇GAS-SENSOR-3SET
|
スペックでーす。
品名 | Carbon Monoxide Alarm(これが品名なのかな~?!) |
---|---|
電源 | 電池式(単三電池×3) |
寸法 | 直径:100mm 厚さ:35mm |
製造地 | 中国 |
販売サイトにのってる商品説明です。
重要そうなのだけ抜粋します。
- 緑色のLEDが:正常に動作していることを示すために30秒ごとに点滅します。
- 赤LED:一酸化炭素の危険なレベルが検出されると赤色のLEDがパルスされ、大音量のアラームが鳴ります。
- 一酸化炭素警報パターンは、フラッシュLEDの赤色で4回の短いビープ音が5秒続き、続いて、4回の短いビープ音です。
- このサイクルを4分間継続し、デバイスがリセットされるか、一酸化炭素が除去されるまで、続きます。
- 一酸化炭素が70ppmを超えた時にセンサーがキャッチ。
- 警報音が大容量で鳴り出し、赤いLEDランプが点滅します。
- 電池切れの際にはグリーンのLEDランプが点滅します。
- 一酸化炭素の濃度を50ppmからデジタル表示します。
う~ん、よく分からん日本語があるな~
一酸化炭素が70ppmを超えた時にセンサーがキャッチ。
一酸化炭素の濃度を50ppmからデジタル表示します。
ってどっちやねんw
とりあえず、使ってみます~♪
電池を入れると「ピッ」となり、ディスプレイが光りますがすぐ消えます。
その後…何もならない…
真ん中のボタンを押すと…
「ピピッ」と大きい音がなります。
※ちょっとびっくりw
そして時々、緑色のランプが点滅します。
そこでそのまま放置して別のことをしていると…
サンエムは既に稼働中。
あれ、ディスプレイが青く光ってる!
数字も出てるぞ~?!
おー、この数値って大丈夫なの(汗)
急いで窓を開けてさっきの数値が大丈夫なのかネットで調べてみたらこの数値ぐらいなら大丈夫そう
取りあえずディスプレイの表示は消えました。
再び窓を閉めて、少し様子を見てみます。。。
するとまた数値が表示され。。。
そのまま放置して。。。
このぐらいになりました。。。
一酸化炭素警報機は問題なく動いているみたいです。
なら…
サンエムさんがどのくらいの速さで一酸化炭素を出しているか実験してみるかな?!
という事で実験してみました(笑)
まず、一酸化炭素の濃度と影響について
ガス検知器、ガス警報器のパイオニア「理研計器株式会社」のサイトに情報がありました
それと「東京都生活文化局消費生活部生活安全課」にも一酸化炭素についてのレポートが。
それぞれの中に一酸化炭素の濃度と影響が書かれている表があるので一緒にしてみたのが下の表となります。
濃度(ppm) | 作用又は毒性 |
---|---|
100 | 数時間の呼吸後でも目立った作用はない。 |
200 | 1.5時間前後で軽度の頭痛を引き起こす。 2 時間から 3 時間で前頭部に軽度の頭痛 |
400~500 | 1時間前後で頭痛、吐き気、耳鳴り等を起こす。 ※400ppm 1時間~2時間で前頭痛・吐き気 2時間 30分~3時間30分で後頭痛 |
600~1000 | 1~1.5時間前後で意識を失う。 ※800ppm 45分間で頭痛・めまい・吐き気・けいれん 2 時間で失神 |
1500~2000 | 30分~1時間前後で頭痛、めまい、吐き気が激しくなり、意識を失う。 ※1600ppm 20分間で頭痛・めまい・吐き気 2時間で死亡 |
3000~6000 | 数分で頭痛、めまい、吐き気等が起こり、10分~30分の暴露で死亡。 |
10000 | 直ちに意識喪失、死亡。 |
との事です。。。怖いっすね~
10分~30分の暴露で死亡。ってどういう意味(汗)
無知ってやですね(汗)
調べましたw 「暴露」=「さらす、さらされる」 との事なので、
「10分~30分、一酸化炭素にさらされると死亡。」って解釈であってますでしょうか?!
一酸化炭素の怖さが分かったところで実験準備
自分の部屋は物だらけなので客間をつかってやりますw。
※ここも物が…(汗)
★が付いている個所に一酸化炭素警報機を置きました。
上から順に
一酸化炭素警報機:窓
主役のサンエム
一酸化炭素警報機:テーブル
一酸化炭素警報機:扉
締め切った状態で実験開始!
ストップウォッチで時間を見ながら進めます。
9分48秒 経過
テーブルで52ppm
11分01秒 経過
窓では表示なし
テーブルで63ppm
扉で41ppm
22分17秒 経過
窓では表示なし
テーブルで76ppm
扉で51ppm
40分12秒 経過
窓で41ppm
テーブルで106ppm
扉で65ppm
50分29秒 経過
窓で52ppm
テーブルで127ppm
扉で78ppm
57分01秒 経過
窓で65ppm
テーブルで152ppm
アラーム鳴り出しました。。。うるさいです。。。
扉で95ppm
テーブルのアラームがうるさくて止めちゃいました。
ここで一旦、実験終了です。
窓を開けて換気します。
窓開けて少しすると数値がどんどん下がっていき、ディスプレイも消えました。
※扉の警報機だけ換気が不十分らしく50ppmあたり表示されています。
一酸化炭素警報機としては良い結果だったのではないでしょうか!
この音なら万が一、寝てしまっても起きれそうだしね!。
あと、サンエムは古いストーブなので一酸化炭素が出やすいのでは?!
とも思いました。
今売っているストーブならもっと行けるような…どうなんでしょ?!
経過時間 | 濃度(ppm) | ||
---|---|---|---|
窓(上) | テーブル(中) ※サンエム | 扉(下) | |
9分48秒 | 表示なし | 52ppm | 表示なし |
11分01秒 | 表示なし | 63ppm | 41ppm |
22分17秒 | 表示なし | 76ppm | 51ppm |
40分12秒 | 41ppm | 106ppm | 65ppm |
50分29秒 | 52ppm | 127ppm | 78ppm |
57分01秒 | 65ppm | 152ppm | 95ppm |
引き続き今度は窓をちょっと開けた状態で実験 ♪
一酸化炭素が増えないで安定して稼働出来るかの確認です。
開始直後
窓、表示なし
テーブル、表示なし
扉、42ppm
これは前回テストの名残ですね~
その後、1時間ばかり経過観察しましたがこの状態から変わらず。
扉の警報機が途中で消えたぐらいです。
まとめま~す
今回購入した一酸化炭素警報機、良いです!
安い割にはちゃんと動いてくれました。
自分は念の為に3つセットに!。
そしてそして…
締め切ってストーブは危険!
当たり前か(笑)
1時間で150ppmぐらいの一酸化炭素が発生、
人体への影響は「1.5時間前後で軽度の頭痛を引き起こす。」
との結果となりました。
一般社団法人日本ガス石油機器工業会
がやっている日本ガス石油機器工業会Webサイト
でも「1時間に1~2回程度換気をする」と注意してます。
注意しましょう~!
取り込む空気の調整次第でストーブの安定稼働が可能
締切では無くどこか開けて新鮮な空気を取り込みながらでは
「取り込む空気の調整次第でストーブの安定稼働が可能」
って感じでしょうか。
どのくらい開けとけばいいの?はやってみないとわかりません!
一酸化炭素警報機などを使っての判断が重要でしょうね。
ただ、寝るときは…消した方がね!。
一酸化炭素は『直ぐには上に行かない』
ナチュログ版記事のコメントで頂いた内容で思った事なんですが、
検索する一酸化炭素の重さは空気1とすると0.967とちょっとだけ軽いです。
一酸化炭素 : 空気 = 1 : 0.967
これだけ見ると空気より軽いんだから直ぐに上に溜まるね。
と思われがち、もちろん自分もそう思ってましたが実験結果は
経過時間 | 濃度(ppm) | ||
---|---|---|---|
窓(上) | テーブル(中) ※サンエム | 扉(下) | |
57分01秒 | 65ppm | 152ppm | 95ppm |
となり、発生源のテーブルが1番多く、次いで扉の床に置いたところ、最後に上の窓側となっています。
時間が経てば軽いものが上にいく常識から、一酸化炭素が上に溜まるは間違いなさそうですが、
何分で?
何時間で?
は分かりません。
筆者はこの結果と、ネット検索の内容を元に考えてみました。
出した結論は。。。
一酸化炭素は空気より軽いが直ぐには分離して上に溜まらない。
発生個所、又は空気の流れなどに影響されて留まりやすい。
に至りました。
状況によってはテントの奥に一酸化炭素が溜まってしまうのではないか?!とも思いました。
ネットでは色々な意見があるので何とも言えませんし、筆者の実験も研究機関がやるような精度の高い実験ではありません、
上記のような結果とネット検索の内容を元に考えた結果として出した結論にはなりましたが最終的な結論を出したのは自分です。
改めて、ネットに書いてある事を鵜呑みにするのではなく本当に正しいのか、信じても大丈夫なのか?情報を自身でしっかり判断していく必要があると思いました。
もちろん、この実験も1つの事例として判断して下さい。
命に係わる事なので。
それと、発電機・木炭等による一酸化炭素中毒の危険性のレポでびっくり!
「発電機を室内で運転させるとたった10分でも致死濃度に達します!」との事です!
怖~(汗)
以上、一酸化炭素警報機のレポでした~w